【ネタバレ】映画すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ 感想
すみっこ達には一人一人、食べられたいとか、お母さんと暮らしたいなどの夢(欠乏感)が、映画になる前から設定してある。
今回出てきた魔法使いは、なんでも叶えられるから夢という概念がない。
魔法使いの末っ子ふぁいぶが、お世話になったすみっこ達へのお礼として、良かれとみんなの夢(欠乏感)をなくしてあげる。
夢を失ったすみっこ達は、それぞれの「らしさ」と生きがいをも失ってしまうっていう残酷なストーリー。
それなのに誰も傷つけない優しさで進んでいく。「なくなっちゃったね?どうしよっかー」みたいな軽さで。
最後、みんなが夢を取り戻す中で、クライマックスのとかげの、束の間の蜜月がまた泣ける…。
エンディングの歌詞
「いろいろと下手くそな僕は この道しか歩いてこられなかった 出来るだけ転ばないように」
か自分の事のようでボロボロ泣いた。
エンディングは涙でボロボロだったけど最後の最後に、子供が「ひよこがいる!」って声に涙腺崩壊…
(前作の音楽がちょいちょい使われてて泣きそうになってた)
前作以上に、刺さる人にはめっちゃ刺さると思う。