3人育児をのりきる

専業シュフで3姉妹を育児中。3人育児や家事についてのあれこれ。

漫画 第三の帝国 (本橋馨子)について

すごく語りたくなったのでチラ裏更新する。

 

10代の頃すごく好きだった漫画にKindleで再会して、再燃してしまった。

 

第三の帝国 by 本橋 馨子
https://www.amazon.co.jp/dp/B01C3P8E0M?ref=cm_sw_em_r_mng_awm_UZMKTprKj0hjr

https://www.amazon.co.jp/dp/B00PU07AB2/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_A2gBEb04J2WM9

 

90年代頃、別冊花とゆめで連載してた。パタリロ!やツーリングエクスプレス、パズルゲームシリーズと同じ頃。

一度絶版になったらしいけど、

今はKindle Unlimitedでも読める。
ジャンルはBLだと思うけど、この頃BLという言葉はあまり浸透していなかった気がする。

耽美サスペンス……かな?

 

最大の魅力

とにかく主人公の「的場冬彦」が、美しくて格好良くて、凛々しくて、健気で、こんな人になってみたいと今でも心に残ってた。

財閥の御曹司で陰では裏の組織のナンバー2、命を賭けて闘う場面が多く、殺しの技術が高く、またその美貌でもしばしば敵を惑わしてる。

いつもスーツが決まっていて、たまに女物かな?というデザインの服も着ていて、それがまた妖しく美しい。

いつも丁寧で、穏やかで育ちの良さそうな言葉遣いが好き。

そして組織のためなら何も惜しまない覚悟と凛々しさも好きです。

 

いまだに、黒髪ロングの男性キャラクター(ロード・エルメロイ二世とか神宮寺寂雷先生とか)にグッときてしまうのは冬彦さんのせいだと思う。

 

冬彦様をはじめ、出てくるキャラクターみんな濃く美しい。キャラクターデザインは好き嫌いがあるかもしれないけどハマるとすごく良い。あとちょっと良い場面ではこれでもかと背中にお花をしょってる。

このお花も、豪華絢爛という感じで画力が高くて、雰囲気を盛り上げてくれる。

 

当時読んだ記憶がある3巻くらいでは、相手役のユーリとかなり蜜月な感じだったので、さぞ濃い絡みがあるかと思ったら、

それ以降は、お互いの気持ちは分かっているのになぜなか深い関係に及ばず、かなり焦れったい関係が続いていた。

冬彦が敵の組織に潜入して、心身ボロボロだからとか、平和主義ユーリが冬彦の殺し屋稼業を受け入れられないとか、(裏組織のトップ2なのに何故か直接殺しに行く)

良いところでなにかと邪魔が入り結ばれないままストーリーが続く。それなのに2人とも別の人とは寝まくる。

 

一応最後にサラッと2人は結ばれて、あまり余韻はない感じの最終巻で、正直結末は物足りなく、脱力してしまったけど、少し頭を冷やしたら、そういうじれったい関係にドキドキするための作品なのかとも思う。

 

私は、二人の関係が1番深まっている2.3巻が好き。特に3巻の本編の最後の、「美しい季節がやってくる」というところが素晴らしい。

 

 

 

すごく時間が経っているので全然情報がない。

最終回から20年以上は経過しているのだろうか?Wikipediaにも項目がなく、また再販のコミックスなので連載時期が分からない。94〜98くらいだと思うけど……。

 

その後本橋馨子先生本人が何冊か同人誌を出していらっしゃって、喉から手が出る程欲しいんだけど、検索しまくってももうどこにも売っていない……。まんだらけさんに書籍データのみあった。サンプルだけでもかなり惹かれる……!

https://order.mandarake.co.jp/order/listPage/list?keyword=%E7%BE%8E%E9%9D%92%E5%B9%B4%E9%80%9A%E4%BF%A1%E7%A4%BE#

 

過去ご本人のブログもあって、同人活動や日記も書かれてたみたいだけとど今は消えてしまってる。一作だけダウンロード販売していた同人誌買えて、その巻末には同人誌はやめます。と書いてあった……。

 

現在はレディコミで原作ありのハーレクインのコミカライズをされているみたい。

確かに美麗な絵柄が合いそうだけど、私の好みではなく……。

またこの続編をどこかで描いてくださらないだろうか?

(万が一エゴサーチ等でこの記事読んでくださるなら、お願いします)

 

二次創作はpixivで検索してもゼロ、感想ブログは数件引っかかるだけで、この気持ちをシェアする相手もいなくて悲しい。

今は2001〜2005くらいの2ちゃんねるの本橋馨子スレッドの過去ログを読んで、他のファンの方の感想や当時の情報を摂取して生き延びています(笑)

デートの後のオペラ歌手持ち帰りはユーリひどいよね〜とか、冬彦様は大学生らしいけどどうやって単位取ってるの?とか。

セリフの格調高さもそこで指摘されていて、あ、確かにそこも好きだな〜と思ったり。

他の人の感想は、連載当時には読む機会がなかったから、自分以外の人が語るのは新鮮。(10年以上前の書き込みだけど。)

 

後は冬彦様っぽいファッション取り入れてみた。彼はスーツが多いのでブラウス着てみたり、髪をハーフアップにしてリボンで結んでみたり。

また、リアルタイムで読んでいたころ、好きなアーティストの某アルバムを、勝手にテーマソングに決めていたので(恥ずかしいですね)Spotifyで聴きながら浸ったりしている。

二次創作もグッズも同士もなくても、こんなに自分だけで楽しめるんだーと自ら感心してる。

一度ハマっているのでズルズルと沼に落ちてく。

 

 

同人誌、中古で出てこないかな。

そもそも好きな人しか買わないから出さないかな……。

 

この作品に限らず、例えば引っ越しとか結婚とかで、同人誌を大量に処分する時には、ゴミではなくなるべく、買取とかオークションに出して貰えると泣いて喜びます。その時代に立ち会えないファンもいるので……。

 

脱線するけど「マキとマミ」という、衰退気味のジャンルのオタクあるあるの漫画があって、もともと好きだったけど、第三の帝国に今さらハマってから再読したら、全く更新されない公式にファンが頑張って考察で繋いでいるところとか、実感を込めて再読してしまった。

https://comic.pixiv.net/amp/works/3579

 

好きなキャラクター語りするのすっごく恥ずかしい。

いつもは好き!と思いつつ自分の中で熟成させているけど、

今回あまりに情報も同士もいなかったので……ひっそりネットの海に流します。